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玲和元年五月大歌舞伎「團菊祭」のこと

 

昨日はゴールデンウィークをはさんだ2週間ぶりの休日、歌舞伎座に足を運びました。

例年、5月の歌舞伎座は「團菊祭」と銘打たれ、明治の名優である九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎とを偲んでの公演となっています。当然、成田屋と音羽屋中心の座組みとなります。

 

ここ数年続いていた「團」不在の團菊祭も、とりあえずは今年が最後。来年の5月には市川海老蔵丈の襲名によって、再び團十郎の名が舞台に戻ってくるので。

そんな中、菊之助丈の長男である尾上丑之助くん7歳が夜の部で初舞台、あっぱれな舞台度胸で牛若丸を演じ、花道では六法も披露。

そして、将来の八代目である菊之助丈は、あと残り少ないであろう女形の舞で、大曲の道成寺を踊り、その美しさで大向こうのため息を誘いました。

今月も歌舞伎座の歴史に刻まれるささやかな1ページを目の当たりにした思いです。

 

それにしても、それにしてもと思う。七代目菊五郎丈と十二代目團十郎丈が対等に舞台に並び立ち、こぼれるような愛嬌と色気とおおどかさを振りまいていた平成の團菊祭を、その時は何の感慨もなく普通に観ていたけど、今思うとあれはとても幸せな体験であったのだなと。

 

来年、團十郎になる海老蔵丈はまだまだとんがったまま全力疾走を続けることでしょう。あの、寛々とした春風のような十二代目の芸風に至るのはいつのことやら。もちろん、全力疾走の海老蔵丈は、それはそれでね、とてもカッコいいのだけど。

生の舞台というのは一期一会なのだなと、あらためて感じた今月の歌舞伎座でした。

 

 

初舞台の祝い幕は宮崎駿氏の手による弁慶と牛若丸でした。とてもかわいい。

 

 

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